夢占いとは
夢診断のルーツは、約100年前にオーストリアの精神医学者であるフロイトが記した夢判断という著書です。フロイトは初めて夢について科学的な研究を行った人で、これが西洋版の夢診断の原典となっています。占いというよりむしろ分析に近く、心の問題を解きほぐしていくカウンセリング的要素を持ちます。
日本に伝わる夢占いは、伝承をもとにまとめられ、今のような形になったのは江戸時代になってからのようです。吉夢のベスト3は1.富士。2.鷹。3.なすびが有名です。また、蛇も縁起が良いと言われています。
夢占いでは、夢の中に登場した印象的なものをシンボルとして夢の中身をもとに、現在の心理状態や未来に起こる出来事などを予測、判断します。夢の中なので、山を見て富士山と思えば、それは富士山となります。鷹を見て鳥としか思わなかったら、それは鳥として扱います。また、そのシンボルに対して、一般の感覚とは異なる特殊な印象を抱いていた場合は、異なる解釈が必要になる場合もあります。
例えば、フロイトによれば犬は友情の象徴ですが、夢を見た人が今までに凶暴な犬にしか出会ったことがない場合、むしろ狼の解釈の方が適しています。
夢で自分が勇者になり悪いドラゴンを倒すなどストーリー仕立てになる場合や、トイレに行きたいときにトイレに行く夢を見るなど夢を見ている時の環境に由来するシンボルは、夢占いの対象として相応しくないようです。(なお、心理学的判断を重視する立場からは、夢占いではなく夢判断と呼ばれることがあるようです。)